早いもので もう師走の慌ただしい時節を迎えました。
公私共に仕事に追われ、やらなければいけないことが未だ山積しておりますが、
[ハイムからの返答の内容]
について、 取り急ぎ順次書いていきたいと思っておりますので、引き続き 気長に宜しくお願い致します。
今回は、〈遮音(音配慮)ドアの件について〉です。
以前にも記しましたが、我が家は遮音・遮熱にこだわった家造りを考えていた為に第一種換気を採用しました。
前述しておりますので、詳細は省略させていただきますが、空気が各階・各部屋各所から廊下 階段を降りて、一階の床下のフィルターを通って外へ排出されると同時に、外から新しい空気が吸い込まれ再びダクトから各所へ届けられるシステムです。
従って、この換気の為には各階・各部屋・各所に設置されているドアの下部に、 空気が通るための隙間が設けられていなければなりません。
この隙間は第一種換気にとって必要不可欠な部分です。
しかしこの隙間が有ると、トイレやお風呂で水を流す音や、楽器の演奏音なども室外に響いてしまいます。
それらの音を気にせず 快適に暮らせるように、打ち合わせを重ねた結果、遮音(音配慮)ドアの取り付けを依頼することになりました。
施錠すると、ドアの下部から部材が降りてきて 床との隙間をふさいでくれる構造のため、外部への音漏れが防げるというメカニズムのドアです。
施錠しなければ、ドアの下部には隙間ができている状態なので、普通に第一種換気に対応できるドアとなるわけです。
私共は打ち合わせの時にドアの形状や機能について繰り返し話し合っており、何度も確認しておりました。
録音してある音声の中でも、T店長は 第一種換気に対応したドアを取り付けることをちゃんと約束しているのです。
当然私共は全く疑っておりませんでした。
ところが、実際に生活をし始めてから不具合に気付かされました。
我が家に取り付けられているドアは、ドアを閉めると自動的にドアの下部から部材が出てきて隙間をふさいで密閉してしまうドアだったのです。
驚きました。
信じられない思いでした。
そして、一方では 「またか!」という欠陥住宅に住む住人ならではの、あるあるの独特な感情で落胆しました。
ドアを閉めると同時に空気の通り道が塞がれてしまっていたわけですから、部屋の換気は一切行われていなかったということです。
まさかの事態を知り、焦りました。
しかし当然 すぐにドアを交換してもらえるものだと思っておりました。
素人でも子どもでも、容易に分かる当然の選択です。
どう考えてもそれしか無い筈です。
ところがどうでしょう…
ハイム側から驚くべき返答が送られてきました。
家族のみならず 友人・知人も目がテン状態で、何度も文章を読み返さないと容易に理解出来ない内容でした。
常識的に考えたら、あり得ない内容です。
その内容とはー
「換気について懸念があるのであれば、かかる部材が閉まらないようにすればよいだけである…」と書かれていたのです。
つまり、このドアは閉めると密閉されて換気ができなくなってしまうドアなのだから
換気について懸念があるなら、ドアを開けっぱなしにしておけばよいだけのことじゃないですか…とのことです。
こんな返答をして、ハウスメーカーとして本当に大丈夫ですか?
小学生のやり取りじゃないんですよ。
家造りのプロからの返答とは到底信じられない内容です。
一体ドアって何ですか?
何の為に付けるものですか?
セキスイハイムが想定している換気のシステムの大前提は何ですか?
見当違いも甚だしい内容です。
この期に及んで全く反省も誠意も無く、ただ自己中心的な保身しか考えられない彼等の愚かさをどう捉えたら良いのでしょうか?
一部上場の大手ハウスメーカーであるにもかかわらず、家造りの本来あるべき姿を完全に見失ってしまっているとしか言いようがありません。
これまでの彼等の言動は、あまりにも場当たり的な稚拙な内容であり、一般常識に照らし合わせても到底理解出来るものではありません。
毎度の事ながら、情けない限りです。
某国会議員が議場で「恥を知れ!」と一喝した事がニュースで取り上げられておりましたが、私共も同様に東京セキスイハイムの責任者に「恥を知れ!」と大声で叫びたいところです。
しかしながら、アルコンガスを抜かれてしまっている窓ガラスと、開け放っておかなければいけないドアが取り付けられている我が家ですから、残念ながら大声で叫ぶなんて厳禁です!
本当に不自由で不便な不満だらけの家です。
ため息しか出ません。
2019年も終わろうとしていますが、今年も変わらず思うことは 「東京セキスイハイムで家を建てなければよかった」という後悔のみです。
心底後悔しています。
どうかこれから家造りを計画されている皆様におかれましては、ハウスメーカー選びには細心の注意を払って失敗の無いように選択されますように、心よりお祈り申し上げます。
- 東京都 多摩 相続・遺言 相談所 所長
- 東京都 多摩 建設業許可 申請所 所長
- 小平 一橋大学前 行政書士事務所 所長
資格:行政書士、宅地建物取引士、管理業務主任者
思想:浄土真宗本願寺派、孫子
読書:山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」
尊敬:徳川家康、武田信玄、本願寺顕如
音楽:Mr.Children、すぎやまこういち、キンモクセイ、加山雄三
ハウスメーカーや法律についてわかりやすく記述していきたいと思います。
相続や遺言、入管、建設業許可等を専門としている。
よくわかります。
以前もコメントを残しましたが、私は傾いたと知っていて引き渡され、買い取らせた者です。行政が関係してくるまでは 本当にそのような対応でした。何とか行政を味方につけて頑張ってほしいです❗️
九州セキスイハイムも同じです。社風なんじゃないですかね。一時期に比べたら売り上げも落ちてるのではないでしょうか…どのような会社でどのような事をしているのか 消費者の方々にしっかりと伝わって被害に遭う方が1人でも減ることを願っています。