前回、“社外秘を流出させてコンプライアンス違反のセキスイハイム”という内容を記しました。
それは、企業としての認識の甘さと 認識の違いについて大きな疑問を抱いたからです。
今の時代 企業倫理の確立は、法律論ではなく 経営論として論じられることが多くなってきています。
しかし、セキスイハイムは時代に逆行した独自のコンプライアンスをお持ちのようです。
セキスイハイムという企業の体質を顕著に表しているとも思いますので以下に紹介したいと思います。
まずは現場においての状況です。
例えば、打ち合わせの時に…
熊本地震で倒壊した 他のハウスメーカーの写真を見せて「これは社外秘なので、必ず後でシュレッダーをかけて廃棄処分をしてくださいね」と念を押して資料を配布します。
また、「外部の外構業者を紹介することは社内で禁じられています。」と前置きをして 特別に内緒で紹介してあげますから…と 元ハイムの社員だったという外構業者の斡旋をします。
(一旦は その外構業者にお願いしたものの、ハイムの瑕疵が表面化してきた段階になると、断りの電話一本のみを残して 逃げるように姿を消してしまいました。外構工事は 再び振り出しに戻ってしまい、結局また業者探しから始めなくてはならず、多大な迷惑を被りました。)
他にも、現場で「こういう作業はやってはいけない事になっているので、口外しないで下さい! ここだけの話にしておいて下さい!」等というフレーズは、何度耳にしたことでしょうか?
枚挙にいとまがありません!
一方、引き渡し時の合意書に「物置の撤去」という文言が記されていた件について、怒りを抑えながら記したいと思います。
物置については、古家の解体時・仮住まいへの引っ越し時・外構の打ち合わせ時・据付け後、事ある毎に何度も確認してきた事項でした。
まだ購入してから数年しか経っていない大型の物置だったので、当然新居でも継続して使う想定でした。置く場所も決めていました。
間違いのないようにと思い、何度も念を押して本当に大丈夫なのか?と担当者や外構業者に確認しておりました。
その都度、
- 「物置は、引っ越し先に持って行く必要はありません」
- 「一旦場所を動かして写真を撮れば、それで大丈夫です」
- 「今まで一度もそれで建築確認が下りなかった事は有りません」
と8ヶ月間ずっと言われ続けてきました。
ところがです!
引き渡し時になって、合意書に “建築確認の完了検査済証を取得する為に物置を撤去”と書いて有りました。
撤去ではなく移動に変えられないのかと 申し入れをしましたが、聞き入れられませんでした。
当日もI営業部長にこれまでの経緯を話して、
- 何とか物置を残す方向で検討することはできないのか?
- 他に選択肢は無いのか? 等
最後の望みを託しましたが、人の話など ろくに聞かず 一切の譲歩も有りませんでした!
いいですか!
担当者である店長が、
- 「物置をこのままにしておいても大丈夫!」
- 「これまで25年間一度もこの状態で確認申請が通らなかった事がないから大丈夫!」
と言っていたから、このままにしておいたのです!
それなのに…
こんな事ばかりが繰り返し起きる家造りを強いられて、一体何を信じれば良いのでしょうか?
ハウスメーカーとして、家造りのチームとして、もはや破綻している理論です。
セキスイハイムの見解によると、家を建てた後でホームセンターで物置を買ってきて敷地に設置するのも違法とのこと!
余りにも現実離れした理論に、開いた口が塞がりません!
そして、法令遵守の名のもとに 無惨にも物置は解体され 処分されてしまいました。
もしもこんな事になると分かっていたら、当然 仮住まいの家の庭に物置も一緒に引っ越しさせました。
それを今頃になって、法令遵守って何なんですか?
悔しくてなりませんでした!
怒りに震えました!
あり得ません!
何故なら、我が家は建蔽率も容積率も余っていたからです。
もしもセキスイハイムという企業が、建築確認に対してそこまで厳密に対処する会社であるとするならば、なぜ確認申請を出す時点で物置についての打診がなかったのですか?
それを始めに知っていたなら、当然合法的なやり方でキチンと申請できたはずではないですか!
全くもって矛盾だらけの話です。
甚だお粗末なやり方です!
I営業部長の自分さえ良ければ良いという身勝手な言動には驚くばかりでした。
管理者であるI営業部長が 常日頃から現場をきちんと把握することなく、施主の損失を無視して行った判断は 正しかったと思われますか?
法令遵守、コンプライアンスを基礎とした企業倫理の確立は今や法律論ではなく経営論となっていると、冒頭に記しましたが…
これが今の経済界の大きな流れでしょう!
セキスイハイムという企業は、あまりにも立ち遅れていると痛感しました。
無理やり法律を曲解して消費者をいじめるような行為は、今の世の中に求められている企業倫理から 最もかけ離れている行為だと思います。
尚、確認申請の件を他社にも確認しましたところ、
担当者である店長及び外構業者の見解と概ね同じ見解でした。
I営業部長
せめて管理者は現場をよく見てよく話を聞き、現状をしっかり把握した上で統一した見解を持ってから 施主に対応していただきたいものです!
- 東京都 多摩 相続・遺言 相談所 所長
- 東京都 多摩 建設業許可 申請所 所長
- 小平 一橋大学前 行政書士事務所 所長
資格:行政書士、宅地建物取引士、管理業務主任者
思想:浄土真宗本願寺派、孫子
読書:山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」
尊敬:徳川家康、武田信玄、本願寺顕如
音楽:Mr.Children、すぎやまこういち、キンモクセイ、加山雄三
ハウスメーカーや法律についてわかりやすく記述していきたいと思います。
相続や遺言、入管、建設業許可等を専門としている。
私はPホームで実家を建て替えましたが、建て替える前から物置が3個あり解体の邪魔になったときは、動かしてくれましたし、建築確認の時も動かしてくれて写真を撮って、無事検査終了でした。
契約前から物置はあっても動かしたら大丈夫って言われておりそれで契約したため、後日動かさないといけない状況になりましたが、Pホームですべて対応してくれました。そのほか、確認申請に建築ブロックの控え壁も必要だったんですが、控え壁が将来的には邪魔になるので、私がDIYで仮ブロックを積んだだけで通してくれました。今考えると、グレーだったんですね。
さわちゃんさん コメントありがとう御座います。
>>【建て替える前から物置が3個あり解体の邪魔になったときは、動かしてくれましたし、建築確認の時も動かしてくれて写真を撮って、無事検査終了でした。
契約前から物置はあっても動かしたら大丈夫って言われておりそれで契約したため、後日動かさないといけない状況になりましたが、Pホームですべて対応してくれました。】
(ブログ主返信)まさにその対応が一流の対応だと思いますし、そのような担当者と巡り合われたことをお祝い致します。
良心的なハウスメーカーはそうしてくれるのですが、セキスイハイムは施主いじめをしてくるので大変です。
ご貴重なご体験談誠に感謝致します。