普通 ハウスメーカーで家造りをする場合は、営業担当・設計担当・インテリア担当・現場監督・大工さん等の職人…が 1つのチーム
となって、一軒の家を造り上げていくものです。
まずは建築士を交えての綿密な話し合いから始まり、三者での打ち合わせを重ねながら間取りや採光、動線などを考慮して設計が進んでいくと思います。
しかし、ハイムの場合はスタートの時点から違います。
営業担当が一人で、ほとんど全ての設計をします。
社内で研修を受けているとはいえ、建築士の国家資格を持っていない営業マンが設計をすると聞いて 驚きました!
途中、間取りがなかなか定まらず 日数を要したので、本当に営業担当一人で大丈夫なのだろうか?
と不安に思うこともしばしばでした。
今思えば…その不安材料のひとつは、営業マンが打ち合わせ記録をとっていないことでした。
他社での打ち合わせの場合、打ち合わせ内容を記したものを記録として毎回渡して下さいました。
その為、次の打ち合わせ時には 前回までの内容を確認した形で話し合いを始めることが出来るので、無駄なく合理的に打ち合わせを進めることが出来ました。
ハイムの場合は、「ご安心下さい」[任せて下さい」と言われてはいましたが、実際の打ち合わせ内容は、前回までにお願いしていた内容が忽然と消えてなくなっていたりして、とても疑問点の多いものでした。
そして家が建ち上がった時、その不安は見事に的中しました!
ほんの一例ですが、簡単にご紹介致します!
これは我が家の一階用の玄関の写真です!(クリックすると大きな画像が見られます)
修繕前と修繕後を見比べてみて下さい。
もうお分かりいただけたと思いますが、最初 シューズクローゼットが玄関の土間の方に飛び出ていました。
外から帰ってきてドアを開けると、左側壁からシューズクローゼットが飛び出している為に 真っ直ぐ家の中に入ることが出来ず 、体を斜め右側の方へ移動しながらでないと玄関に入れない状態でした。
そして次に 補修後の玄関の写真です。
この写真だけを見ると、シューズクローゼットの位置がちゃんと収まって良かった!という風に見えるかもしれませんが、実は壁の裏側が悲惨なことになってしまっていました!
そうです!シューズクローゼットを壁に押し込んだだけなので、反対側のキッチンの壁が押し出されてしまったのです!(クリックすると大きな画像が見られます)
流し台の後ろの壁が階段状にせり出して通路が狭くなってしまい、今まで使っていた食器棚やレンジ台などが入らなくなってしまいました!
こんな設計ミスってありますか?
どうしてこんな事になってしまったのでしょうか?と
現場監督に尋ねたところ、
N氏曰く「現場監督というのは、図面通りに忠実に作り上げるのが仕事ですから…」と言った後
「営業と施主さんとの間でどんなやり取りが行われていたのか、我々にはわからないので、今回も図面に忠実に作っただけです…」とのこと!
ちょっと待って下さい‼
玄関にシューズクローゼットが飛び出ていて、ドアを開けても真っ直ぐ家に入れないような玄関が出来上がっているのに、それに疑問を抱かないなんておかしくないですか?
確認するのが普通じゃないですか?
誰も気付かないで、そのまま作ってしまうチームってあり得ないでしょ?
以前ハイムのコンピューターについて書きました。
営業マンは、“何か不具合があれば 優秀なコンピューターがちゃんと弾き出してくれるので 営業が設計をしていても大丈夫。ご安心下さい”という説明でした。
お風呂の段差の時もそうでしたが、この飛び出たシューズクローゼットの件でも 明らかにおかしい設計なのに 何故コンピューターは弾き出さなかったのでしょうか?
コンピューターだけでなく、何故 設計も現場監督も大工も誰も何とも思わずに作り上げてしまったのでしょうか?
余計な事は言わずに自分の与えられた仕事だけをすれば良いなどというお粗末な価値観のチームでは、まともな家造りが出来る訳がありません!
おまけに
3階の各部屋にはテレビ端子が付いていませんでした。
設計の担当者が勘違いをして付け忘れてしまったという説明でした!
また、2階のコンセントの差し込み口の位置は、膝丈位の高い位置に揃えて造られていました。(ご自宅のコンセントの差し込み口をご覧いただければ お分かりの通り、通常は床から十数センチです)
これもまたインテリアの担当者が勘違いをして高くしてしまったという説明でした。
一体どんなチームなんですか?
家造りを何と心得ているのでしょうか?
ハイムの辞書には責任感という言葉は無いのでしょうか?
全くの素人の私達でさえ明らかにおかしいと分かるレベルの事ばかりです。
ちょっと立ち止まって考えてみてください。今時 テレビが見られない部屋を作る人っていますか?
しかも3階全室ですよ!
設計の間違いから始まったとすれば、その後 コンピューターにしても、営業にしても、現場監督にしても、大工にしても、全ての担当者が見逃してしまっているワケですよね?!
そりゃあ人間ですから失敗することもあるでしょう
勘違いしてしまうこともあるでしょう
でも、その時にどうするか?
どうしなければいけないのか?
それが一番肝要な部分です!
頭がぶつかる階段を造ってしまったのですよ!
その上、3階に事務所はなかったという大嘘をついたのですよ!
外壁のコーキングにしても、LDKの床にしても
知らん顔をしているなんて
社会人としておかしいと思いませんか?
人間として当たり前の事が何故出来ないのでしょうか?
間違ったら謝罪する!
人としての基本です!
営業部長のIさんは
一切の謝罪の必要なし との判断をされているようなのですが、
私には全く理解し難い判断です!
一都三県を統括されているという部長さんのようですが、その姿勢はあまりにも常識からかけ離れていると思われませんか?
保身に走り過ぎていると思われませんか?
あり得ないお粗末な判断だと思います!
不具合が露呈するたびに、チーム内での責任の所在に違和感を感じていましたが、これは我が家だけの問題ではなく、
セキスイハイムという企業全体の問題なのだということが次第に解ってきました。
明らかにミスを犯してしまったとしても、決してミスを認めずに嘘でかためて揉み消すというやり方…
消費者の立場からすると
とても恐ろしいやり方だと思います!
あってはならない事だと思います!
泣き寝入りをせざるを得なかった方々も多くいらしたことでしょう。
私は最後まで戦い抜いていきたいと思っています。
- 東京都 多摩 相続・遺言 相談所 所長
- 東京都 多摩 建設業許可 申請所 所長
- 小平 一橋大学前 行政書士事務所 所長
資格:行政書士、宅地建物取引士、管理業務主任者
思想:浄土真宗本願寺派、孫子
読書:山岡荘八「徳川家康」、司馬遼太郎「関ヶ原」
尊敬:徳川家康、武田信玄、本願寺顕如
音楽:Mr.Children、すぎやまこういち、キンモクセイ、加山雄三
ハウスメーカーや法律についてわかりやすく記述していきたいと思います。
相続や遺言、入管、建設業許可等を専門としている。